エクテン調整結果 その1
2004年12月6日エクテン調整結果:デザイア編
☆はじめに
このレポートは、北カリフォルニアのMtGプレイヤー七人で二週間程エクステンデッドの調整会を行った際の結果です。
参加者の構築レーティングは1800から1950の間。プロツアー経験者やアメリカ選手権経験者で、基本的には固まっています(唯一の例外が僕)
調整会では、以下のデッキが扱われました。
ライフ
デザイア
ゴブリン(赤緑型、赤黒型)
リアニメイター(天使/ニショーバ型、天使/ロリックス型、天使/ロリックス/ニショーバ型)
The Rock(緑黒型、FTK型)
マッドネス
親和
Red Deck Win
サイカトグ(ノンセプター型、セプター青黒型、セプター青黒赤型)
アルーレン
カードプールが広いエクステンデッドで、一人で全てのデッキに精通しようとすると、莫大な時間がかかる。
それなら一人一人自分の担当デッキを幾つか決めて、それらを練り込み、互いに調整し、データを集めてみよう、というのがこの調整会のコンセプトです。
都合良く、皆バラバラのデッキを調整してたし。
僕はデザイアとサイカトグの担当となりました、がサイカトグは三日程で切られたので、それ以降はデザイア一本で調整を行いました。
デザイア編と銘打ってるレポートなので、詳しくサイカトグの結果に言及する気はありません。
想像通り、勝てない相手が多過ぎただけの事です(ゴブリン、マッドネス、RDW、親和)
ただプレイング次第ではなんとかなるデッキなので、スタンにサイカが登場して以来使ってる人なら、なんとかならなくもない。
正直な話、調整プレイヤーの趣味で切られた感があります。
☆まずはレシピから
1 Mountain
2 Swamp
4 Island
2 Shivan Reef
3 City of Brass
2 Bloodstained Mire
4 Polluted Delta
3 Nightscape Familiar
4 Cloud of Faeries
3 Chrome Mox
4 Accumulated Knowledge
3 Snap
3 Cunning Wish
2 Meditate
2 Mystical Tutor
1 Turnabout
4 Sapphire Medallion
2 Intuition
2 Merchant Scroll
4 Mind’s Desire
4 Brainstorm
1 Tendrils of Agony
Sideboard
1 Rebuild
1 Stroke of Genius
2 Echoing Truth
1 False Cure
1 Sonic Burst
1 Turnabout
1 Brain Freeze
1 Rapid Decay
1 Snap
1 Hideous Laughter
1 Hindering Touch
1 Misdirection
1 Shattering Pulse
1 Rack and Ruin
原型は勿論、PTコロンバスにて大磯さんが使用したデザイアです。
構成の説明をする前に、大磯バージョンとの相違点を上げておきます。
といっても、メインボードに大きな変更はそれほどなく
Deep Analysisを切り、代わりにMeditateを。
Vampiric TutorをMystical Tutorに。
Chrome MoxとIntuitionを一枚づつ減らし、Nightscape Familiarと土地を一枚づつ追加。
以上三点だけです。
対して、サイドボードの変更点が多い。
追加されたカードは、Sonic Burst、Hideous Laughter、Rack and Ruin、Shattering Pulse、Misdirection、Rapid Decay、Hindering Touchの七枚。
☆変更理由
一番の大きな違いは、サイドボード後に赤のアクセスを可能にするためのマナベース変更。
その為、オリジナルバージョンより一枚多く土地が投入されています。
フェッチランドが六枚、ダメランが五枚と大目な事を考慮し、Vampiric TutorがMystical Tutorに変更となりました。
これにより教示者からの大メダルサーチが出来なくなりましたが、四枚目のAccumulated KnowledgeにMeditate、Snap、Mind’s Desire、Intuition、Cunning Wishといった他の重要要素にはアクセス出来るので、問題はなし。ただその影響を受けて、Nightscape Familiarが一枚追加されています。
Meditateは、Deep Analysisの上位互換。サイドボードにもう一枚用意しておくのを本気で考えてる程優秀です。
コンボ直前には躊躇せず四枚ドロー。相手が息切れに落ち入った際も、怖がらずに四枚ドロー。追加ターン中に殺されない限りは、デメリットなど関係ありません。
Brain FreezeからDeep Analysisを対戦相手に、といったプレイは不可能になりましたが、Stroke Geniusでも代用可能。そもそもそういったプレイが必要な相手は、殆どいませんし。
三枚目のIntuitionは、邪魔になる可能性が多いため排除。オリジナルでは、サイドボードにも一枚用意されていたけど、悩むところ。あると使うんだけれど、なくても勝てる。
下記する通り、サイドボードはまだ未完成なので、一枚刺しておくのも充分考えられます。
さてサイドボード。全十五枚がインスタントという完璧Wishボード。
オリジナルバージョンとの違いは、カウンターが減ってPsychatogが抜けてEnery Fluxも抜けた事です。
Energy Fluxが抜けたのは、前述した通り、Vampiric Tutorが抜けたから。サーチ出来なくても、入れたい位強力ですけどね。親和がメタ的に多そうなら、一枚刺しておくのもありだけれど、それならMelt Downの方が強力ですね。これなら青教示者でサーチできますから (僕の現バージョンに入っていないのは、Shattering PulseとRack and Ruinが好きだからです。トーナメントプレイヤー的には、Rack and RuinをMelt Downにした方が良いに決まってる)
都合三枚入っていたカウンターは、同型を意識した三枚に変更。
Hindering Touchは相手のMind’s Desireに。 Misdirectionは勿論Tendrils of AgonyかBrain Freezeに。
Misdirectionは稀に相手のDeep Analysisを自分に変更出来たりもして優秀です。その他、両方とも対象には困りませんし。
Rapid Decayは、文句なしでCoffin Purgeに取って変わります。マナが増えて再利用出来ない? そもそもリアニには負けない構成だし、Buried Alive型相手にはDecayの方が全然優秀。
False Cureは露骨なまでのライフ対策。たまにリアニにも利いたりするのが面白い。いや、ホント、ニショーバ相手に(笑) 黒黒が出ない場合があるのが問題だけれど、まぁ頑張ってSnapなどで黒マナを浮かしましょう。決まると壮快。相性的にサイド前は有利なので、隠し味程度で。
Sonic Burstはいわゆるシークレットテク。サイド後、リアニが使ってくるPhyrexian Negator相手に打つのが基本。普通に考えると「そんなバカなっ」と思うけど、意外に利きます。いや、ホントだって。
Hideous Laughterはゴブリンと親和相手に。まぁ主にゴブリン相手ですけど。打てれば相手の場が壊滅してくれるので、お守り代わりに一枚刺すべし。ゴブリン相手にタイムアドバンテージとカードアドバンテージの両方を稼げるのは、大きいです。
現時点での一番の問題点は、IntuitionもMeditateもサイドボードに用意されてない事。
おそらく、二枚目のEchoing Truthがどちらかに取って変わる事になると思うのだけど、要調整。ゴブリン対策を切ればスペースが空くので、いっそ捨てゲームにするのもあり。
リアニには絶対に勝ちたいのでSonic Burstは切れないし。
決まり次第、追記します。
☆はじめに
このレポートは、北カリフォルニアのMtGプレイヤー七人で二週間程エクステンデッドの調整会を行った際の結果です。
参加者の構築レーティングは1800から1950の間。プロツアー経験者やアメリカ選手権経験者で、基本的には固まっています(唯一の例外が僕)
調整会では、以下のデッキが扱われました。
ライフ
デザイア
ゴブリン(赤緑型、赤黒型)
リアニメイター(天使/ニショーバ型、天使/ロリックス型、天使/ロリックス/ニショーバ型)
The Rock(緑黒型、FTK型)
マッドネス
親和
Red Deck Win
サイカトグ(ノンセプター型、セプター青黒型、セプター青黒赤型)
アルーレン
カードプールが広いエクステンデッドで、一人で全てのデッキに精通しようとすると、莫大な時間がかかる。
それなら一人一人自分の担当デッキを幾つか決めて、それらを練り込み、互いに調整し、データを集めてみよう、というのがこの調整会のコンセプトです。
都合良く、皆バラバラのデッキを調整してたし。
僕はデザイアとサイカトグの担当となりました、がサイカトグは三日程で切られたので、それ以降はデザイア一本で調整を行いました。
デザイア編と銘打ってるレポートなので、詳しくサイカトグの結果に言及する気はありません。
想像通り、勝てない相手が多過ぎただけの事です(ゴブリン、マッドネス、RDW、親和)
ただプレイング次第ではなんとかなるデッキなので、スタンにサイカが登場して以来使ってる人なら、なんとかならなくもない。
正直な話、調整プレイヤーの趣味で切られた感があります。
☆まずはレシピから
1 Mountain
2 Swamp
4 Island
2 Shivan Reef
3 City of Brass
2 Bloodstained Mire
4 Polluted Delta
3 Nightscape Familiar
4 Cloud of Faeries
3 Chrome Mox
4 Accumulated Knowledge
3 Snap
3 Cunning Wish
2 Meditate
2 Mystical Tutor
1 Turnabout
4 Sapphire Medallion
2 Intuition
2 Merchant Scroll
4 Mind’s Desire
4 Brainstorm
1 Tendrils of Agony
Sideboard
1 Rebuild
1 Stroke of Genius
2 Echoing Truth
1 False Cure
1 Sonic Burst
1 Turnabout
1 Brain Freeze
1 Rapid Decay
1 Snap
1 Hideous Laughter
1 Hindering Touch
1 Misdirection
1 Shattering Pulse
1 Rack and Ruin
原型は勿論、PTコロンバスにて大磯さんが使用したデザイアです。
構成の説明をする前に、大磯バージョンとの相違点を上げておきます。
といっても、メインボードに大きな変更はそれほどなく
Deep Analysisを切り、代わりにMeditateを。
Vampiric TutorをMystical Tutorに。
Chrome MoxとIntuitionを一枚づつ減らし、Nightscape Familiarと土地を一枚づつ追加。
以上三点だけです。
対して、サイドボードの変更点が多い。
追加されたカードは、Sonic Burst、Hideous Laughter、Rack and Ruin、Shattering Pulse、Misdirection、Rapid Decay、Hindering Touchの七枚。
☆変更理由
一番の大きな違いは、サイドボード後に赤のアクセスを可能にするためのマナベース変更。
その為、オリジナルバージョンより一枚多く土地が投入されています。
フェッチランドが六枚、ダメランが五枚と大目な事を考慮し、Vampiric TutorがMystical Tutorに変更となりました。
これにより教示者からの大メダルサーチが出来なくなりましたが、四枚目のAccumulated KnowledgeにMeditate、Snap、Mind’s Desire、Intuition、Cunning Wishといった他の重要要素にはアクセス出来るので、問題はなし。ただその影響を受けて、Nightscape Familiarが一枚追加されています。
Meditateは、Deep Analysisの上位互換。サイドボードにもう一枚用意しておくのを本気で考えてる程優秀です。
コンボ直前には躊躇せず四枚ドロー。相手が息切れに落ち入った際も、怖がらずに四枚ドロー。追加ターン中に殺されない限りは、デメリットなど関係ありません。
Brain FreezeからDeep Analysisを対戦相手に、といったプレイは不可能になりましたが、Stroke Geniusでも代用可能。そもそもそういったプレイが必要な相手は、殆どいませんし。
三枚目のIntuitionは、邪魔になる可能性が多いため排除。オリジナルでは、サイドボードにも一枚用意されていたけど、悩むところ。あると使うんだけれど、なくても勝てる。
下記する通り、サイドボードはまだ未完成なので、一枚刺しておくのも充分考えられます。
さてサイドボード。全十五枚がインスタントという完璧Wishボード。
オリジナルバージョンとの違いは、カウンターが減ってPsychatogが抜けてEnery Fluxも抜けた事です。
Energy Fluxが抜けたのは、前述した通り、Vampiric Tutorが抜けたから。サーチ出来なくても、入れたい位強力ですけどね。親和がメタ的に多そうなら、一枚刺しておくのもありだけれど、それならMelt Downの方が強力ですね。これなら青教示者でサーチできますから (僕の現バージョンに入っていないのは、Shattering PulseとRack and Ruinが好きだからです。トーナメントプレイヤー的には、Rack and RuinをMelt Downにした方が良いに決まってる)
都合三枚入っていたカウンターは、同型を意識した三枚に変更。
Hindering Touchは相手のMind’s Desireに。 Misdirectionは勿論Tendrils of AgonyかBrain Freezeに。
Misdirectionは稀に相手のDeep Analysisを自分に変更出来たりもして優秀です。その他、両方とも対象には困りませんし。
Rapid Decayは、文句なしでCoffin Purgeに取って変わります。マナが増えて再利用出来ない? そもそもリアニには負けない構成だし、Buried Alive型相手にはDecayの方が全然優秀。
False Cureは露骨なまでのライフ対策。たまにリアニにも利いたりするのが面白い。いや、ホント、ニショーバ相手に(笑) 黒黒が出ない場合があるのが問題だけれど、まぁ頑張ってSnapなどで黒マナを浮かしましょう。決まると壮快。相性的にサイド前は有利なので、隠し味程度で。
Sonic Burstはいわゆるシークレットテク。サイド後、リアニが使ってくるPhyrexian Negator相手に打つのが基本。普通に考えると「そんなバカなっ」と思うけど、意外に利きます。いや、ホントだって。
Hideous Laughterはゴブリンと親和相手に。まぁ主にゴブリン相手ですけど。打てれば相手の場が壊滅してくれるので、お守り代わりに一枚刺すべし。ゴブリン相手にタイムアドバンテージとカードアドバンテージの両方を稼げるのは、大きいです。
現時点での一番の問題点は、IntuitionもMeditateもサイドボードに用意されてない事。
おそらく、二枚目のEchoing Truthがどちらかに取って変わる事になると思うのだけど、要調整。ゴブリン対策を切ればスペースが空くので、いっそ捨てゲームにするのもあり。
リアニには絶対に勝ちたいのでSonic Burstは切れないし。
決まり次第、追記します。
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